妊娠初期の微熱はいつからいつまで?原因と症状、受診の目安を解説

妊娠初期の微熱はいつからいつまで?原因と症状、受診の目安を解説

生理予定日が近づくと「もしかして妊娠?」とそわそわする時期に、微熱や体のだるさを感じて不安になっていませんか。
その症状は、待望の妊娠のサインかもしれませんし、ただの風邪のひき始めかもしれません。
この記事を読めば、妊娠初期の微熱がいつからいつまで続くのか、その原因や風邪との見分け方がわかります。

症状への適切な対処法や受診の目安も解説しているので、今の体温が正常な変化なのか、病院へ行くべきなのかを判断できるようになります。

この記事でわかること
・ 妊娠初期の微熱が起こる仕組みと続く期間
・ 風邪や病気による危険な発熱を見分けるポイント
・ 安全な対処法と産婦人科を受診するタイミング

妊娠初期に微熱が出るのはなぜ?体温が上がる2つの原因

妊娠初期に微熱が出るのは、主に女性ホルモンの影響と、赤ちゃんを育むための体の自然な変化によるものです。
妊娠すると、体を妊娠に適した状態に保つためにホルモンバランスが大きく変動し、基礎体温が上昇します。
また、お腹の中で新しい命を育むために、母体の基礎代謝が活発になることも体温の上昇に関わっています。

これらの変化は、赤ちゃんにとって最適な環境を作るために体が準備している証拠であり、多くの妊婦さんが経験する正常な生理現象です。

原因1:黄体ホルモン(プロゲステロン)の影響で高温期が続く

妊娠初期の微熱の主な原因は、黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌量が増加することです。
プロゲステロンは、排卵後から生理前にかけて分泌され、基礎体温を上げる働きがあります。
通常、妊娠が成立しない場合はプロゲステロンの分泌が減少し、体温が下がって生理が始まります。

しかし、妊娠するとこのホルモンの分泌が高いレベルで維持されるため、生理前のような高温期が続くことになります。
この高温期が、微熱や体のほてりとして感じられるのです。

原因2:赤ちゃんを育むために基礎代謝が活発になる

妊娠すると、お腹の赤ちゃんに栄養と酸素を届けるために、母体の心臓や肺の働きが活発になり、全身の血流量が増加します。
これに伴い、エネルギー消費量である基礎代謝も上昇します。
基礎代謝が上がるということは、体内でより多くの熱が作られることを意味し、これが体温の上昇につながります。

この変化は、赤ちゃんが健やかに成長するために不可欠な体の準備であり、微熱として体感されることがあります。

妊娠初期の微熱はいつからいつまで続く?時期の目安を解説

妊娠初期の微熱は、妊娠が成立した直後、つまり妊娠超初期にあたる妊娠3週から4週頃から始まります。
この微熱は高温期として継続し、多くの場合は胎盤が完成して安定期に入る妊娠12週から16週頃に自然と落ち着いていきます。
ただし、体温が下がる時期には個人差が大きく、妊娠中期まで続く人もいれば、比較的早く平熱に戻る人もいます。

この期間は、体が赤ちゃんを育むためにホルモンバランスを調整している大切な時期です。

妊娠超初期(3週~4週)から始まり高温期が継続する

妊娠による微熱は、一般的に最終月経の開始日から数えて3週目から4週目、つまり次の生理予定日の少し前から感じ始めることが多いです。
これは、受精卵が子宮内膜に着床し、妊娠が成立すると黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が続くためです。

通常なら生理が来て下がるはずの基礎体温が高いまま維持されるため、これを「高温期が継続する」と表現します。
この時期の微熱は、妊娠の最も早い兆候の一つとされています。

胎盤が完成する安定期(12週~16週)ごろに落ち着くことが多い

妊娠初期から続いていた微熱は、胎盤が完成する妊娠12週から16週頃になると、自然に落ち着いてくるのが一般的です。
胎盤が完成すると、それまで卵巣から分泌されていた妊娠を維持するためのホルモンが、胎盤から安定して供給されるようになります。
このホルモンバランスの変化に伴い、基礎体温を上昇させていた黄体ホルモンの影響が徐々に落ち着き、体温も平熱に下がると考えられています。

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【見分け方チェック】妊娠による微熱と風邪・病気との違い

妊娠による微熱と風邪や他の病気による発熱を見分けるには、微熱以外の症状に注目することが重要です。
妊娠初期の微熱は、通常37度台前半で、咳や鼻水、喉の痛みといった風邪特有の症状は伴いません。
一方、38度を超える高熱や、強い腹痛、吐き気、出血などが見られる場合は、感染症や異所性妊娠(子宮外妊娠)、流産といった他の原因が考えられるため、注意が必要です。

自分の体調をよく観察し、熱以外のサインを見逃さないようにしましょう。

喉の痛み・咳・鼻水といった風邪の症状はあるか

妊娠による生理的な微熱の場合、基本的には熱っぽさやだるさを感じる程度で、喉の痛み、咳、鼻水といった呼吸器系の症状は現れません。
もしこれらの症状が伴う場合は、妊娠しているかどうかに関わらず、ウイルスや細菌に感染して風邪をひいている可能性が高いと考えられます。
特に妊娠中は免疫力が低下しやすいため、普段より感染症にかかりやすくなることがあります。

熱以外の症状をしっかり確認することが、見分けるための第一歩です。

体温が38度以上の高熱になっていないか

妊娠初期の正常な体温上昇は、多くの場合37.0度から37.5度程度の微熱です。
平熱よりは高いものの、38度を超えるような高熱になることはほとんどありません。

もし体温が38度以上まで上がっている場合は、風邪やインフルエンザ、腎盂腎炎など、何らかの感染症にかかっている可能性を疑う必要があります。
妊娠中の高熱は、赤ちゃんに影響を与える可能性も指摘されているため、早めに医療機関を受診することが重要です。

強い腹痛や出血を伴っていないか

微熱とともに、我慢できないほどの強い腹痛や、生理の時とは違う出血がある場合は、注意が必要です。
これらは、切迫流産や異所性妊娠(子宮外妊娠)などのサインである可能性があります。
妊娠による微熱は、通常、腹痛や出血を伴いません。

もし微熱に加えて下腹部の痛みや性器からの出血が見られる場合は、自己判断せずに速やかに産婦人科を受診してください。
早期の対応が、母体と赤ちゃんの安全につながります。

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妊娠初期の微熱を感じたときの正しい対処法

妊娠初期に微熱を感じた際の基本的な対処法は、まず安静にして体を休めることです。
体を冷やしすぎないように服装を調整し、脱水症状を防ぐためにこまめに水分を補給しましょう。
特に注意すべきなのは、自己判断で市販の薬を服用しないことです。

風邪薬や解熱剤の中には、妊娠中に避けるべき成分が含まれている場合があります。
もし寒気や悪寒がして辛い場合でも、まずは体を温めて様子を見て、症状が改善しない、または悪化するようであれば、かかりつけの産婦人科医に相談することが大切です。

まずは安静第一で体を冷やしすぎない工夫を

妊娠初期に微熱やだるさを感じたら、無理をせず体を休めることが最も重要な対処法です。
家事や仕事は早めに切り上げ、横になってリラックスする時間を確保しましょう。
体がほてって暑く感じるかもしれませんが、急激に冷やすのは避けてください。

汗をかいたらこまめに着替え、薄手の羽織ものやブランケットで体温調節を。
特に、足元やお腹を冷やさないように靴下や腹巻きを活用するのもおすすめです。
悪寒や寒気がある場合は、温かい飲み物を飲んで内側から体を温めるのも良いでしょう。

自己判断で市販の風邪薬や解熱剤を服用しない

妊娠の可能性がある場合、または妊娠がわかっている場合に最も注意すべきなのが、薬の服用です。
市販の風邪薬や解熱剤には、妊娠初期に服用すると胎児に影響を及ぼす可能性のある成分が含まれていることがあります。
微熱が辛いからといって、自己判断で安易に薬を飲むのは絶対に避けてください。

どうしても薬が必要な場合は、必ず産婦人科を受診し、医師の診断のもとで妊娠中でも安全に服用できる薬を処方してもらう必要があります。

脱水症状を防ぐためにこまめな水分補給を心がける

微熱があると、体は普段よりも多くの水分を失いがちです。
気づかないうちに脱水症状に陥るのを防ぐため、意識的に水分を摂ることが大切です。
一度にたくさん飲むのではなく、こまめに少しずつ飲むのが効果的な対処法です。

水やお茶、経口補水液などがおすすめです。
特につわりで吐き気がある場合は、冷たい飲み物や氷を口に含むと飲みやすくなることがあります。
十分な水分補給は、体調を整え、母体と赤ちゃんの健康を守る基本です。

産婦人科を受診すべき?病院へ行くタイミングの判断基準

妊娠の可能性がある場合の産婦人科受診は、市販の妊娠検査薬で陽性反応が出てから、生理予定日の1週間後くらいが一般的な目安です。
早すぎると超音波検査で赤ちゃんの袋(胎嚢)が確認できないことがあります。
ただし、微熱以外に強い腹痛や出血、ひどい吐き気、我慢できない頭痛など、心配な症状がある場合は、この目安を待たずに速やかに病院へ相談しましょう。

生理が遅れていて妊娠の可能性がある場合は、まず検査薬で確認し、その結果を持って受診するのがスムーズです。

微熱以外に心配な症状がある場合は速やかに相談を

微熱だけであれば、妊娠に伴う生理的な変化の可能性が高いですが、他に気になる症状がある場合は注意が必要です。
例えば、以下のような症状がみられる場合は、早めに産婦人科を受診しましょう。
我慢できないほどの強い腹痛や下腹部痛
生理とは異なる出血(少量でも続く場合や鮮血の場合)

ひどい吐き気や嘔吐で水分が摂れない
下痢やめまいが続く
激しい頭痛
これらの症状は、異所性妊娠や切迫流産、感染症など、医療的な対応が必要な状態を示している可能性があります。

妊娠の可能性があるなら生理予定日の1週間後が初診の目安

生理が遅れていて市販の妊娠検査薬で陽性反応が出た場合、産婦人科を受診するタイミングは「生理予定日から1週間後」が目安とされています。
これは、妊娠5週目にあたり、超音波検査で子宮の中に赤ちゃんの袋(胎嚢)が確認できる可能性が高い時期だからです。

あまり早く受診しすぎると胎嚢が確認できず、後日再受診が必要になることがあります。
まずは検査薬で陽性を確認し、落ち着いて受診の予約を取りましょう。

薬に頼らない身体づくりを。住吉鍼灸院アネックスの伴走型マタニティケアとは

妊娠中は、薬の服用に慎重になるため、微熱やだるさといった不調を我慢してしまう方も少なくありません。
住吉鍼灸院アネックスでは、薬に頼らずに心身のバランスを整え、女性が本来持つ力を引き出す「伴走型マタニティケア」を提供しています。

妊娠という特別な時期に現れるさまざまな身体の変化に、東洋医学の視点からアプローチ。
一人ひとりの体質や妊娠周期に合わせたオーダーメイドの施術で、妊娠初期から産後まで、安心して過ごせる土台づくりをサポートします。

東洋医学の視点でホルモンバランスの乱れによる不調を整える

妊娠初期の微熱やだるさ、つわりといった症状は、急激なホルモンバランスの変化に体が追いつかず、自律神経が乱れることが一因と考えられています。
東洋医学では、鍼やお灸を用いて全身の気血の巡りを整えることで、こうした不調を緩和します。
住吉鍼灸院アネックスでは、身体への負担に配慮した優しい施術で、ホルモンバランスの乱れによる不調にアプローチ。

心身ともにリラックスした状態へ導き、妊娠期間を穏やかに過ごすためのサポートを行います。

一人ひとりの体質と妊娠周期に合わせたオーダーメイドの施術

住吉鍼灸院アネックスのマタニティケアは、画一的なものではありません。
妊娠初期のつらい時期、お腹が大きくなる中期、出産に向けた後期、そして産後と、刻々と変化する女性の身体。
その時々の状態や悩みを丁寧にカウンセリングし、一人ひとりの体質と妊娠周期に合わせた完全オーダーメイドの施術計画を提案します。

施術だけでなく、自宅でできるセルフケア指導も行い、妊娠中から産後まで、継続的に身体と気持ちの両面から支えていきます。

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妊娠初期の微熱に関するよくある質問

ここでは、妊娠初期の微熱に関して、多くの人が抱える疑問についてお答えします。
「妊娠のサインとしての微熱はいつから?」
「生理前の高温期とどう違うの?」

「だるくて仕事に行くのがつらいときはどうすれば?」といった、具体的な悩みや不安を解消するための情報をまとめました。

Q1. 妊娠超初期症状としての微熱は、いつから感じられますか?

妊娠超初期症状としての微熱は、早い方で受精卵が着床する頃、つまり生理予定日の数日前(妊娠3週後半~4週)から感じ始めることがあります。
これは黄体ホルモンの分泌が続くことで高温期が維持されるためです。
ただし、症状の現れ方には個人差が大きく、微熱を感じないまま妊娠が進む人もいます。

Q2. 妊娠による微熱と生理前の高温期はどう見分ければいいですか?

一番の違いは高温期が続く期間です。
生理前の高温期は通常約2週間で、生理が始まると体温が下がります。
一方、妊娠している場合は、生理予定日を過ぎても体温が下がらず、高温期が2週間以上続きます。

微熱以外の症状、例えば強い眠気や胸の張り、吐き気などがあれば妊娠の可能性がより高まります。

Q3. 微熱とだるさで仕事に行くのが辛い場合、どうしたらいいですか?

無理は禁物です。
まずは上司に相談し、体調が優れないことを伝えましょう。
休憩時間をこまめに取らせてもらう、時差出勤や在宅勤務に切り替えてもらうなどの配慮をお願いできるか確認してみてください。

法律で定められた母性健康管理指導事項連絡カード(母健連絡カード)を医師に記入してもらい、会社に提出することで、正式に業務の軽減などを申し出ることも可能です。

まとめ

妊娠初期の微熱は、黄体ホルモンの影響や基礎代謝の上昇による正常な生理現象であることがほとんどです。
通常、妊娠4週頃から始まり、安定期に入る12週~16週頃には落ち着きます。
風邪との見分け方は、咳や鼻水、38度以上の高熱といった症状がないかを確認すること。
微熱を感じたら安静にし、自己判断での薬の服用は避けましょう。

強い腹痛や出血など他の症状がなければ過度な心配は不要ですが、不安な場合は産婦人科への相談が大切です。

妊娠初期からの身体づくりをサポート「住吉鍼灸院アネックス」のご紹介

住吉鍼灸院アネックスは、「妊娠中から産後まで、女性と家族の未来に伴走するマタニティケア」をコンセプトに、薬に頼らない健やかな身体づくりをサポートする専門施設です。
妊娠という大きな変化の中で生じるさまざまな不調に対し、一人ひとりの状態に合わせたケアを提供。
安心して出産を迎え、その後の育児も楽しめるよう、心と身体の両面から支えます。

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住吉鍼灸院アネックスの目的は、単に不調を取り除くだけでなく、「安心して産み育てる土台をつくる」ことです。
妊娠は、女性の身体にとって大きな変化の連続です。
その変化に対応できるしなやかな心と身体を育むため、専門的な知識と技術を持つスタッフが、妊娠初期のデリケートな時期から丁寧なカウンセリングと施術を行い、健やかなマタニティライフをサポートします。

妊娠中から産後まで、心と身体の変化に寄り添う継続的なケア

当院では、妊娠から産後までを「点」ではなく「一連のライフステージ」として捉えています。
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当院では、妊産婦の施術実績が豊富な女性院長が、すべての施術を担当します。
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私たちは、身体への施術だけが役割だとは考えていません。
妊娠や出産、育児に関する不安や悩みに寄り添うカウンセリングも大切にしています。
「安心して相談できる場所」として、どんな些細なことでも話せる温かい雰囲気づくりを心がけています。

心身ともにリラックスしていただくことで、施術の効果を最大限に高め、穏やかなマタニティライフをサポートします。

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この記事の監修者

松本 悠花
住吉鍼灸院アネックス 院長
2007年に鍼師・灸師の資格を取得。
地元の鍼灸院で妊活サポート、介護リハビリ、訪問鍼灸などの臨床経験を積んだ後、2012年に株式会社ブレイシングへ入社。
2016年より大島はり灸院でマタニティケアに従事し、副院長・院長を歴任。
2022年10月に住吉鍼灸院アネックスを開院し、現在は妊娠中の不調、逆子、産後ケアを中心に対応している。マタニティ領域では2万件以上の症例を担当。

【資格】
はり師、きゅう師、とこちゃんベルトアドバイザー

【経歴】
2007年 国際メディカルテクノロジー専門学校卒業
2007年 地元の鍼灸院にて妊活、介護リハビリ、訪問鍼灸に従事
2012年 株式会社ブレイシング入社
2016年 大島はり灸院にてマタニティケアに従事
2022年10月 住吉鍼灸院アネックス開院・院長就任

【SNS】
インスタグラム:https://www.instagram.com/sumiyoshishinkyuin_anx/