つわりの熱は風邪?妊娠初期の原因と見分け方、薬に頼らない対処法

つわりの熱は風邪?妊娠初期の原因と見分け方、薬に頼らない対処法

妊娠初期に体が熱っぽく感じると、「もしかして風邪?」と不安になりますよね。
つわりの症状でつらい中、薬も気軽に飲めない妊婦さんにとっては大きな悩みです。

この記事を読めば、その熱の原因が妊娠による生理的なものか、あるいは病気なのかを特定し、ご自身でできる対処法や受診のタイミングを正しく判断できるようになります。

この記事でわかること
・ 妊娠初期の熱っぽさが起こる体の仕組み
・ 心配ない「つわりの熱」と危険な熱の見分け方
・ 薬に頼らず症状を和らげるためのセルフケア
・ セルフケアで改善しない場合の根本原因と対処法

妊娠初期に熱が出るのはなぜ?つわりと体温の仕組み

妊娠初期に熱っぽい症状を感じるのは、多くの妊婦さんが経験する自然な身体の変化です。
これは、妊娠を維持するためにホルモンバランスが大きく変動し、基礎体温が通常よりも高い状態が続くために起こります。
熱っぽさは、早い人では妊娠が判明する前の妊娠4週頃、一般的にはつわりの症状が出始める妊娠5〜6週頃から感じやすくなります。

妊娠を維持するホルモン「プロゲステロン」が体温を上昇させる

妊娠すると、女性ホルモンの一種であるプロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌が活発になります。
プロゲステロンには、子宮内膜を厚くして受精卵が着床しやすい状態を保ち、妊娠を継続させる重要な役割があります。

このホルモンには体温を上昇させる作用もあるため、分泌量が増える妊娠初期は体温が普段より0.3〜0.5℃ほど上がる傾向にあり、体が熱っぽいと感じやすくなります。

基礎体温の高温期が続くため微熱やほてりを感じやすい

通常、女性の基礎体温は排卵後に上昇し、生理が始まると低温期に戻ります。
しかし、妊娠が成立するとプロゲステロンが分泌され続けるため、生理予定日を過ぎても基礎体温が高いままの状態(高温期)が続きます。
この高温期が続くことで、平熱が37度前後になり、微熱やほてり、だるさといった症状を感じやすくなります。

【チェックリスト】つわりの熱と風邪の見分け方

【チェックリスト】つわりの熱と風邪の見分け方妊娠初期の熱っぽさが、つわりによる生理的なものか、それとも風邪や感染症によるものかを見分けることが重要です。
つわりによる熱は心配いらないことが多いですが、38度を超える高熱や関節痛、強い寒気などの症状がある場合は、かかりつけの産婦人科医に相談が必要です。
ここでは、それぞれの特徴を解説します。

つわりが原因の熱(心配ない熱)の特徴

つわり(悪阻)が原因で体が熱っぽく感じる場合、以下のような特徴が見られます。
熱は37度台の微熱であることが多く、急激に高熱が出ることは稀です。
37.5度以下の微熱が続く
吐き気や嘔吐、眠気、だるさなど他のつわりの症状がある

喉の痛みや鼻水、咳、関節痛といった風邪特有の症状はない
熱っぽさはあるが、比較的元気である

風邪や感染症の疑いがある危険な熱の症状

一方で、以下のような症状が見られる場合は風邪や他の感染症の可能性があります。
特に38度以上の高熱は、胎児への影響も懸念されるため、早めに医療機関を受診してください。
38度以上の高熱が出た
急な悪寒や強い寒気がある

喉の痛み、咳、鼻水、くしゃみがある
頭痛や全身の関節痛、筋肉痛を伴う

その熱っぽさ、いつまで続く?症状が落ち着く時期の目安

妊娠初期の熱っぽさや微熱は、つわりの他の症状と同様に、妊娠6週頃から始まり、胎盤が完成に近づく妊娠12週から16週頃に自然と落ち着いてくるのが一般的です。
これは、妊娠中期に入るとホルモンバランスが安定し、基礎体温の高温期も終わるためです。
ただし、症状の期間には個人差があり、妊娠後期まで続く人もいます。

薬に頼らず熱っぽさを和らげる!妊婦さんができる5つのセルフケア

妊娠中は薬の服用に際して特別な配慮が必要となる場合があります。熱っぽさやだるさを感じた際は、自己判断で市販薬を服用したり、医師から処方された薬の服用を中止したりする前に、必ず医師や薬剤師に相談し、適切な指示を仰ぐようにしてください。
妊婦さんが安心して実践できる5つの対処法を紹介します。
つらい症状を少しでも和らげ、快適に過ごすための参考にしてください。

①太い血管が通る首筋・脇の下・足の付け根を冷やす

熱っぽさがつらい時は、太い動脈が通っている場所を冷やすと効率的に体温を下げることができます。
保冷剤や氷枕をタオルで包み、首筋、脇の下、足の付け根などに当ててみましょう。
心地よいと感じる程度に冷やすのがポイントです。

ただし、体を冷やしすぎると血行が悪くなる可能性もあるため、短時間から試すようにしてください。

②こまめな水分補給で脱水症状を防ぐ

熱っぽさを感じるときは、体から水分が失われやすくなっています。
特に、つわりで嘔吐がある場合は脱水症状に陥りやすいため、意識的な水分補給が欠かせません。
水やお茶、経口補水液などを、一度にたくさん飲むのではなく、こまめに少しずつ口に含むようにしましょう。

妊婦さんの体の負担にならないよう、常温または白湯がおすすめです。

③消化が良く体を冷ます効果のある食べ物を選ぶ

つわりで胃腸の働きが弱っているときは、消化の良い食べ物を選びましょう。
熱っぽさがある場合は、体にこもった熱を冷ます効果のある食材を取り入れるのも一つの方法です。
きゅうり、トマト、豆腐、スイカなどは体を冷やす作用があると言われています。

ただし、吐き気や嘔吐がひどいときは無理に食べる必要はありません。
食べられるものを少量ずつ摂ることを優先しましょう。

④通気性の良い服や寝具で快適な環境を整える

ほてりや寝汗で不快に感じるときは、衣類や寝具を見直してみましょう。
吸湿性や通気性に優れた綿や麻などの天然素材の服を選ぶと、汗をかいても快適に過ごしやすくなります。
寝具も同様に、肌触りの良いものや熱がこもりにくい素材のものを選ぶと、睡眠の質が向上し、熱っぽい症状の緩和につながります。

⑤無理は禁物!休息を最優先する

妊娠初期の体は非常にデリケートで、母体も赤ちゃんも大きな変化の中にいます。
熱っぽさやだるさは、体が「休んでほしい」と送っているサインです。
家事や仕事は無理のない範囲にとどめ、できるだけ横になって体を休める時間を確保してください。

妊婦さんにとって、十分な休息と睡眠は何よりの対処法です。

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【住吉鍼灸院アネックスの視点】東洋医学で考える「熱つわり」の根本原因

西洋医学ではホルモンバランスの変化が原因とされるつわりの熱っぽさですが、東洋医学では、体の内側にある根本的な原因に目を向けます。
なぜ、急激な体の変化に対応できず、悪阻として不快な症状が現れるのか、そのメカニズムを解説します。

なぜホルモンバランスの変化に体が対応できず熱がこもるのか

東洋医学では、妊娠による急激なホルモンバランスの変化を一種の「ストレス」と捉えます。
このストレスに体がうまく対応できないと、自律神経のバランスが乱れやすくなります。
特に、体を活動的にする交感神経が過剰に働くと、体が常に緊張状態になり、血流が悪化します。

その結果、体内で作られた熱をうまく外に放出できず、内部に熱がこもって熱っぽいと感じるのです。

自律神経の乱れが熱感やだるさを引き起こすメカニズム

自律神経は、体温調節や消化、血流など、生命維持に欠かせない機能をコントロールしています。
このバランスが乱れると、体温調節がうまくいかなくなり、熱っぽさやほてり、あるいは逆に手足の冷えといった症状が現れます。
また、体が常に緊張状態にあるため、エネルギーを消耗しやすく、強いだるさや疲労感にもつながります。

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身体の内側から整える住吉鍼灸院アネックスのオーダーメイド施術

セルフケアだけでは改善しないつらい熱っぽさには、身体の内側から根本的な原因にアプローチする方法があります。
住吉鍼灸院アネックスでは、妊婦さん一人ひとりの体質に合わせたオーダーメイドの施術で、つらいマタニティライフをサポートします。

鍼灸と整体を組み合わせた「コンビネーション療法」とは

当院ではコンビネーション療法という、鍼灸や整体などを組み合わせた独自の施術を提供しています。
鍼灸で自律神経のバランスを整えることで心身をリラックスさせ、整体で妊娠による体の歪みをケアします。
これらの施術を組み合わせることで相乗効果が生まれ、ホルモンバランスの変化に対応しやすい体づくりをサポートし、熱っぽさやだるさといったつわりの症状を根本から和らげていきます。

一人ひとりの体質と妊娠週数に合わせたマタニティケア

妊婦さんの体は、妊娠週数によって状態が刻々と変化します。
例えば、妊娠初期(6週頃)のつわり、中期以降の腰痛、妊娠後期の逆子など、時期によって悩みはさまざまです。
当院では、カウンセリングと体の状態の検査を通して、一人ひとりの体質や妊娠週数に合わせた完全オリジナルの施術計画を提案し、妊娠初期から産後までトータルでサポートします。

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「つわりの熱」に関するよくある質問

ここでは、つわりに伴う熱っぽさに関して、妊婦さんからよく寄せられる質問にお答えします。

つわりで熱っぽい時、市販の解熱剤を飲んでもいいですか?

自己判断で市販の解熱剤を服用することは絶対に避けてください。
妊娠中に使用できる薬は限られており、成分によっては胎児に影響を及ぼす可能性があります。

高熱でつらい場合は、必ずかかりつけの産婦人科医に相談し、処方された薬を指示通りに服用するようにしましょう。

微熱が続く場合、お腹の赤ちゃんに何か影響はありますか?

妊娠初期にみられる37度台の生理的な微熱であれば、基本的にお腹の赤ちゃんへの影響を心配する必要はありません。
これは妊娠を維持するための正常な体の変化です。
ただし、38度以上の高熱が続く場合は感染症の可能性があり、赤ちゃんに影響が出ることも考えられるため、早めに医師の診察を受けてください。

つわりの症状で熱と寒気が同時に起こるのはなぜですか?

熱があるのに寒気を感じるのは、体温調節中枢の調節レベルが通常より高く設定され、体温をそのレベルまで引き上げようとして体熱放散を減らし、体熱産生を増やそうとすることによる反応です。体の中心部の体温は上がっているものの、手足の末端の血流が悪くなることで体の表面が冷え、寒気として感じられます。体を温め、リラックスできる環境で過ごすことが大切です。

まとめ

妊娠初期の熱っぽさは、多くの場合、ホルモンバランスの変化による生理的なもので、心配の必要はありません。
37.5度以下の微熱で、風邪のような症状がなければ、まずは安静にしてセルフケアを試みましょう。

しかし、38度以上の高熱や強い倦怠感がある場合は、速やかに医療機関を受診してください。
不安な症状が続く場合は、専門家に相談することも一つの選択肢です。

つらい「熱つわり」のお悩みは住吉鍼灸院アネックスにご相談ください

セルフケアを試しても熱っぽさやだるさが改善しない、つらい悪阻の症状で心身ともに疲弊しているという方は、ぜひ一度住吉鍼灸院アネックスにご相談ください。
当院は「安心して産み育てる土台をつくる」ことを理念に掲げ、鍼灸や整体を通じて、妊婦さんが心穏やかにマタニティライフを送れるようサポートしています。

一人で抱え込まず、専門家の力を頼ってください。

住吉鍼灸院アネックスが多くの妊婦さんに選ばれる3つの理由

当院は、多くの妊婦さんから信頼を寄せられています。
その理由の中から、特に評価されている3つのポイントをご紹介します。

理由1:妊産婦の施術実績が豊富!女性院長による専門的なケア

当院の院長は、鍼灸師歴17年以上で、グループ院全体で10万人以上の妊産婦の施術実績を誇ります。
豊富な経験と専門知識を持つ女性院長が、デリケートな時期の女性の体に寄り添い、一人ひとりに合った安全な施術を提供します。
女性ならではの視点で、小さな悩みも気兼ねなく相談できる環境です。

理由2:妊娠初期から産後まで一貫してサポートする伴走型プラン

当院では、妊娠中から産後までを「点」ではなく「一連のライフステージ」として捉えています。
妊娠初期のつわりケアから、出産準備、産後の骨盤ケアまで、体の変化に合わせて継続的にサポートする伴走型のプランが特徴です。
長期的な視点で、女性の健康を支え続けます。

理由3:鍼灸と整体の組み合わせで一人ひとりの体質に合わせた施術を提供

当院の強みは、鍼灸と整体を組み合わせた「コンビネーション療法」です。
鍼灸で自律神経やホルモンバランスといった内面を整え、整体で骨格の歪みなど外面をケアします。
この二つのアプローチにより、一人ひとりの体質や症状の根本原因に働きかけ、つらい症状を効果的に和らげます。

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この記事の監修者

松本 悠花
住吉鍼灸院アネックス 院長
2007年に鍼師・灸師の資格を取得。
地元の鍼灸院で妊活サポート、介護リハビリ、訪問鍼灸などの臨床経験を積んだ後、2012年に株式会社ブレイシングへ入社。
2016年より大島はり灸院でマタニティケアに従事し、副院長・院長を歴任。
2022年10月に住吉鍼灸院アネックスを開院し、現在は妊娠中の不調、逆子、産後ケアを中心に対応している。マタニティ領域では2万件以上の症例を担当。

【資格】
はり師、きゅう師、とこちゃんベルトアドバイザー

【経歴】
2007年 国際メディカルテクノロジー専門学校卒業
2007年 地元の鍼灸院にて妊活、介護リハビリ、訪問鍼灸に従事
2012年 株式会社ブレイシング入社
2016年 大島はり灸院にてマタニティケアに従事
2022年10月 住吉鍼灸院アネックス開院・院長就任

【SNS】
インスタグラム:https://www.instagram.com/sumiyoshishinkyuin_anx/