授乳中ダイエットはいつから?産後に痩せない原因とおすすめの食事・運動法

「授乳中は自然に痩せる」と聞いていたのに体重が戻らず、食事制限をしたら母乳に影響が出ないか心配で、ダイエットに踏み切れないと感じていませんか。
この記事を読めば、母乳の質を維持しながら、無理のない範囲で妊娠前の体重・体型に戻すための具体的なロードマップ(いつから・何をすべきか)を判断できる状態になります。
この記事でわかること
・ 産後ダイエットを安全に始めるべき時期の目安
・ 授乳中に体重が落ちにくくなる3つの根本原因
・ 母乳の質と量を維持するための食事管理のポイント
・ 骨盤の歪みを整えることから始める効果的な運動法
授乳中のダイエットはいつから始めるべき?産後1ヶ月検診後が目安
授乳中のダイエットを始めるタイミングは、一般的に産後1ヶ月検診で医師から身体の回復が順調であると診断されてからが目安です。
産後の身体は、出産という大きな仕事を終えたばかりで、回復には時間が必要になります。
焦ってダイエットを始めると、母体に大きな負担がかかり、体調を崩す原因にもなりかねません。
まずは身体を休ませ、回復を最優先に考えましょう。
まずは産褥期における身体の回復を最優先にしよう
産後6〜8週間は「産褥期(さんじょくき)」と呼ばれ、妊娠・出産で大きく変化した子宮やホルモンバランスが、妊娠前の状態に戻るための大切な期間です。
この時期は、悪露(おろ)と呼ばれる産後の出血が続いたり、会陰切開や帝王切開の傷が痛んだりと、身体はまだ万全ではありません。
無理な食事制限や運動は、回復を遅らせるだけでなく、母乳の分泌にも影響を与える可能性があるため、栄養バランスの取れた食事と十分な休養を心がけましょう。
医師に相談し体調が安定したサインを確認してからスタート
ダイエットを開始する具体的なタイミングは、産後1ヶ月検診で医師に相談し、許可を得てからにしましょう。
検診では、子宮の収縮具合や傷の回復状態、全体的な体調をチェックしてもらえます。
医師から「順調に回復している」という判断があれば、ウォーキングなどの軽い運動から少しずつ始めても良いでしょう。
悪露の色が茶色や黄色に変わり量が減ってきた、体力の回復を感じられるようになった、なども体調が安定してきたサインの一つです。
「母乳育児だと痩せる」は本当?産後ダイエットがうまくいかない3つの原因
母乳育児は1日に約500〜800kcalを消費するため、確かに痩せやすい状態ではあります。
しかし、多くの母親が「授乳中なのに痩せない」と感じるのには、産後特有の身体の変化が関係しています。
主に「ホルモンバランスの変化」「睡眠不足とストレス」「骨盤の歪み」の3つが、ダイエットがうまくいかない原因として挙げられます。
原因①:女性ホルモンのバランス変化による心身への影響
妊娠・出産を経て、女性の身体ではホルモンバランスが劇的に変化します。
特に、妊娠中に多く分泌されていたエストロゲンやプロゲステロンが産後に急激に減少することで、自律神経が乱れやすくなります。
この影響で、イライラしたり、気分が落ち込んだりするだけでなく、食欲のコントロールが難しくなり、過食につながってしまうことがあります。
原因②:育児による慢性的な睡眠不足とストレスの蓄積
産後は、昼夜を問わない授乳やおむつ替えで、まとまった睡眠時間を確保することが難しくなります。
睡眠不足が続くと、食欲を増進させるホルモン「グレリン」の分泌が増え、食欲を抑制するホルモン「レプチン」の分泌が減少するため、食べ過ぎてしまいがちです。
また、慣れない育児による精神的なストレスも、食欲の乱れを引き起こし、痩せにくい身体を作る一因となります。
原因③:出産で開いた骨盤の歪みが代謝の低下を招いている
赤ちゃんが産道を通りやすくするため、妊娠中から産後にかけて骨盤は靭帯の弛緩によって大きく開きます。
この開いた骨盤が産後、正しい位置に自然に戻らないと、骨盤内にあった内臓が下垂し、ぽっこりお腹の原因になります。
さらに、骨盤周りの血流が悪化することで代謝が低下し、脂肪が燃焼しにくい身体になってしまうため、下半身太りや冷え、腰痛といった不調も引き起こしやすくなります。
母乳の質と量をしっかりキープするための食事法
授乳中のダイエットでは、母乳の質と量を維持することが最も重要です。
そのため、極端な食事制限は絶対に避けなければなりません。
食べる量を減らすのではなく、食べる「内容」を見直すことが成功の鍵です。
栄養バランスの取れた食事を基本とし、授乳によって消費されるエネルギーを適切に補う食事方法を心がけましょう。
1日の摂取カロリーは「普段の食事+350kcal」を目安に調整
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、授乳婦は非妊娠時に比べて1日あたり+450kcalのエネルギーを付加することが推奨されています。
これは、おにぎり約1個と味噌汁1杯分に相当するカロリーです。
無理にカロリーを制限すると、母乳の出が悪くなるだけでなく、母体自身の体力が低下してしまいます。
まずは、1日3食を基本に、この付加カロリーを目安として食事量を調整しましょう。
赤ちゃんとママの健康のために!積極的に摂りたい栄養素とは
母乳は母親の血液中の栄養素を元に、乳腺で生成されます。そのため、栄養バランスの取れた食事が不可欠です。
特におすすめなのは、日本の伝統的な「一汁三菜」の和食メニューです。
以下の栄養素を意識的に摂取することで、赤ちゃんの健やかな成長と母親の産後の回復をサポートします。
タンパク質:母乳の主成分。肉、魚、卵、大豆製品など。
カルシウム:赤ちゃんの骨や歯を作る。牛乳、チーズ、小魚、緑黄色野菜など。
鉄分:貧血予防。レバー、赤身肉、ほうれん草、ひじきなど。
葉酸:血液を作り、細胞の再生を助ける。枝豆、ほうれん草、ブロッコリーなど。
我慢のしすぎは禁物!授乳中でも安心して食べられるおやつの選び方
授乳中は特にお腹が空きやすいため、間食を我慢しすぎるとストレスが溜まり、かえってドカ食いの原因になります。
おやつを食べても問題ありませんが、ケーキやスナック菓子のような高脂質・高糖質なものではなく、栄養価の高いものを選びましょう。
食物繊維が豊富な焼き芋や干し芋、ビタミンが摂れる果物、カルシウムや鉄分が補給できる小魚アーモンドや無塩ナッツなどがおすすめです。
自己流の糖質制限や置き換えダイエットが危険な理由
産後の身体は非常にデリケートなため、自己流の極端な食事制限は危険を伴います。
例えば、糖質を厳しく制限すると、身体がエネルギー不足に陥り、母乳の分泌量が減少する可能性があります。
また、特定の食品のみを食べる置き換えダイエットは、必要な栄養素が不足し、母子ともに栄養失調になるリスクがあります。
健康的に痩せるためには、多様な食材からバランス良く栄養を摂取することが大前提です。
育児のすきま時間でOK!無理なく続けられる産後向けエクササイズ
産後の運動は、時間や体力の制約がある中で、無理なく続けられることが何よりも大切です。
ジムに通ったり、長時間のトレーニングをしたりする必要はありません。
育児の合間や、赤ちゃんのお世話をしながらでもできる簡単なエクササイズから始め、まずは運動習慣を身につけることを目指しましょう。
特に、出産で緩んだ骨盤周りを整える運動は、体型戻しに効果的です。
まずは骨盤底筋群を鍛えるトレーニングから始めよう
骨盤底筋群は、骨盤の底で子宮や膀胱などを支えている重要なインナーマッスルです。
出産によってダメージを受けやすいため、産後ケアとして最初に取り組むべき運動です。
鍛えることで、尿漏れの改善や、内臓下垂によるぽっこりお腹の解消につながります。
やり方
1.仰向けに寝て、両膝を軽く立てる。
2.息をゆっくり吐きながら、膣と肛門をきゅっと締めるイメージで力を入れる。
3.5〜10秒キープしたら、ゆっくりと息を吸いながら力を抜く。
これを10回程度繰り返します。
赤ちゃんとのお散歩時間を活用!ベビーカーウォーキングの正しい方法
赤ちゃんとのお散歩は、手軽に始められる有酸素運動です。
ただ何となく歩くのではなく、正しいフォームを意識することで、ダイエット効果を高めることができます。
やり方
ベビーカーのハンドルを軽く持ち、背筋をまっすぐ伸ばす。
目線は少し遠くを見て、顎を引く。
歩幅はいつもより少し広めを意識し、かかとから着地する。
腕を軽く振り、リズミカルに歩く。
まずは1日15〜20分程度から始め、体調に合わせて徐々に時間を延ばしていきましょう。
テレビを見ながらでもできる!寝ながら骨盤ケアストレッチ
家事や育児で疲れた日でも、寝る前のリラックスタイムに取り入れられる簡単なストレッチです。
骨盤周りの筋肉の緊張をほぐし、歪みを整える効果が期待できます。
やり方
1.仰向けに寝て、両膝を立てる。
2.両腕は体の横にリラックスして置く。
3.息を吐きながら、両膝をそろえたままゆっくりと右側に倒す。顔は左側に向ける。
4.無理のない範囲で倒したら、数秒キープし、息を吸いながら中央に戻す。
5.反対側も同様に行う。これを左右5回ずつ繰り返します。
専門家が解説!産後の身体を根本から整えるプロの視点とは
セルフケアだけではなかなか改善しない産後の体型崩れや身体の不調には、専門家の視点を取り入れることが有効です。
特に鍼灸や整体などの専門家は、単に身体の歪みを整えるだけでなく、産後の女性が抱える心身の深い悩みに対して、根本的なアプローチを行います。
一人で抱え込まず、プロのサポートを受けることも検討しましょう。
身体の不調だけでなく心のケアも重視する伴走型サポートの重要性
産後の女性の心と身体は密接に繋がっています。
住吉鍼灸院アネックスでは、妊娠中から産後までを「点」ではなく「一連のライフステージ」として捉え、身体・生活・気持ちの面から継続して支える「伴走型サポート」を重視しています。
施術によって身体の不調を改善するだけでなく、不安や悩みに寄り添うカウンセリングを通じて、安心して相談できる場所であり続けること。
これが、産後の不安定な時期を乗り越えるための大きな支えとなります。
鍼灸や整体が産後の自然な身体の回復をどうサポートするのか
鍼灸は、自律神経やホルモンバランスの乱れを整え、産後の心身の緊張を和らげる効果が期待できます。
リラックスすることで睡眠の質が向上し、ストレスの軽減にもつながります。
一方、整体は、出産で開いた骨盤の歪みを直接的に調整し、低下した代謝機能を正常な状態へと導きます。
住吉鍼灸院アネックスでは、これらを組み合わせた「コンビネーション療法」により、それぞれの施術の相乗効果を高め、一人ひとりの状態に合わせたオーダーメイドのケアで、産後の身体が本来持つ自然な回復力を最大限に引き出します。
授乳中のダイエットで必ず守るべき3つの注意点
授乳中のダイエットは、自分一人の身体ではないことを常に意識し、安全を最優先に進める必要があります。
焦りから間違った方法を選択してしまうと、母子ともに健康を損なうことになりかねません。
これから紹介する3つの注意点を必ず守り、長期的かつ健康的な視点でダイエットに取り組みましょう。
注意点①:赤ちゃんの成長への影響を第一に考える
ダイエットを行う上で最も大切なのは、赤ちゃんの成長に悪影響を与えないことです。
母乳の出が悪くなっていないか、赤ちゃんの体重が順調に増えているか、機嫌よく過ごしているかを常に観察しましょう。
もし、ダイエットを始めてから赤ちゃんの様子に変化が見られた場合は、一度ダイエットを中断し、食事内容や生活習慣を見直すか、医師や助産師に相談してください。
注意点②:体重の減少は1ヶ月に1kgから2kgのペースが理想
早く元の体重に戻りたいという気持ちは分かりますが、急激な体重減少は母体に大きな負担をかけ、栄養不足から母乳の質を低下させる原因となります。
また、リバウンドのリスクも高まります。
産後のダイエットは、1ヶ月に1kgから2kg程度の緩やかなペースで減量していくのが理想的です。
焦らず、半年から1年かけて妊娠前の体重に戻すくらいの長期的な計画を立てましょう。
注意点③:サプリメントやダイエット薬の安易な使用は避ける
市場には多くのダイエットサプリメントや薬が出回っていますが、授乳中に自己判断で使用するのは非常に危険です。
サプリや薬に含まれる成分が母乳を通じて赤ちゃんに移行し、予期せぬ影響を与える可能性があります。
特に、海外製の製品は成分表示が不明確な場合も多く、安全性が確認されていません。
どうしても使用したい場合は、必ず事前にかかりつけの医師や薬剤師に相談し、許可を得てからにしましょう。
授乳中のダイエットに関するよくある質問
ここでは、授乳中のダイエットに関して多くのママが抱える疑問について、Q&A形式で解説します。
正しい知識を身につけ、不安を解消してからダイエットに取り組みましょう。
食事制限をすると母乳の量や質に影響しますか?
極端な食事制限は、母乳の量や質に影響を与える可能性があります。
特にカロリーや脂質を過度に制限すると、母乳のエネルギー源が不足し、分泌量が減少することがあります。
大切なのは「制限」ではなく「管理」です。
バランスの取れた食事で必要な栄養をしっかり摂ることを最優先にしてください。
帝王切開で出産した場合、産後ダイエットはいつから始められますか?
帝王切開の場合、お腹の傷の回復を優先するため、ダイエットの開始は通常分娩より遅めの産後2〜3ヶ月頃が目安です。
腹筋に直接負担のかかる運動は避け、必ず1ヶ月検診で医師に相談し、許可を得てからウォーキングなどのごく軽い運動から始めてください。
傷口に痛みや違和感がある場合は無理をしないことが重要です。
授乳中のダイエットでプロテインを飲んでも大丈夫ですか?
食品由来のシンプルな成分のプロテインであれば、授乳中に摂取しても問題ない場合が多いです。
ただし、人工甘味料やハーブなど、様々な添加物が含まれている製品は避けた方が賢明です。
選ぶ際は、成分をよく確認するか、授乳中でも飲めるように開発された製品を選び、過剰摂取にならないよう注意しましょう。
妊娠初期から産後まで一貫して寄り添う伴走型マタニティサポート
施術によって身体を整えるだけでなく、妊娠中から産後までの心身の変化に継続して寄り添い、不安や悩みを相談できる専門家がいることは大きな安心材料になります。
「点」のケアではなく、生活習慣のアドバイスを含めた「線」のトータルサポートを受けられる点が、伴走型サポートの価値です。
住吉鍼灸院アネックスが産後のママに選ばれる3つの理由
産後のデリケートな身体のケアは、信頼できる専門家に任せたいものです。
住吉鍼灸院アネックスは、豊富な実績と専門知識、そしてママに寄り添う温かい環境で、多くの産後女性から支持されています。
なぜ選ばれるのか、その3つの理由を具体的にご紹介します。
理由①:10万人以上の豊富な妊産婦施術実績を持つ女性院長が担当
当院では、鍼灸師歴17年以上、グループ院として10万人以上の妊産婦の施術実績を持つ女性院長が、カウンセリングから施術まで一貫して担当します。
豊富な経験に基づいた的確なアプローチはもちろん、同じ女性だからこそ共感できるデリケートな悩みも安心して相談できる環境が、多くのママたちの信頼につながっています。
理由②:鍼灸と整体を組み合わせた一人ひとりに最適なオーダーメイド施術
産後の身体の状態や悩みは一人ひとり異なります。
当院では、鍼灸で自律神経やホルモンバランスを整え、整体で骨盤の歪みをケアするといった「コンビネーション療法」を採用。
その日の体調や悩みに合わせて施術内容を組み立てる、完全オーダーメイドの治療を提供します。
これにより、身体の根本原因にアプローチし、自然な回復を促します。
理由③:ベビーベッド完備!赤ちゃんと一緒に通えるママに優しい環境
「赤ちゃんを預けられないから通えない」という産後ママの悩みを解決するため、当院では赤ちゃん連れ専用の予約枠を設け、ベビーベッドやバウンサーを完備しています。
施術中もすぐそばで赤ちゃんの様子を見守れるため、周りを気にすることなくリラックスしてケアを受けることが可能です。
ママが安心して自分の身体と向き合える環境を整えています。
松本 悠花 【資格】 【経歴】 【SNS】この記事の監修者

住吉鍼灸院アネックス 院長
2007年に鍼師・灸師の資格を取得。
地元の鍼灸院で妊活サポート、介護リハビリ、訪問鍼灸などの臨床経験を積んだ後、2012年に株式会社ブレイシングへ入社。
2016年より大島はり灸院でマタニティケアに従事し、副院長・院長を歴任。
2022年10月に住吉鍼灸院アネックスを開院し、現在は妊娠中の不調、逆子、産後ケアを中心に対応している。マタニティ領域では2万件以上の症例を担当。
はり師、きゅう師、とこちゃんベルトアドバイザー
2007年 国際メディカルテクノロジー専門学校卒業
2007年 地元の鍼灸院にて妊活、介護リハビリ、訪問鍼灸に従事
2012年 株式会社ブレイシング入社
2016年 大島はり灸院にてマタニティケアに従事
2022年10月 住吉鍼灸院アネックス開院・院長就任
インスタグラム:https://www.instagram.com/sumiyoshishinkyuin_anx/











