【図解】味覚障害に効くツボはここ!原因別のセルフケア治し方

【図解】味覚障害に効くツボはここ!原因別のセルフケア治し方

病院で薬を処方されたけれどなかなか味が戻らない、検査では異常なしと言われたものの食事を楽しめず不安、といった悩みを抱えているかもしれません。
この記事を読めば、自分の症状に合った効果的なツボとその正しい押し方を理解し、今日から自宅でセルフケアを実践できる状態になります。

この記事でわかること
・ ストレスや栄養不足など味覚障害を引き起こす主な原因
・ 症状の原因別にアプローチする効果的なツボの位置
・ ツボ押しの効果を高めるための正しい押し方と注意点
・ 味覚の回復を後押しする食事や睡眠といった生活習慣

味がしない…その味覚障害、ツボ押しで改善が期待できます

味がしない、または薄く感じるといった味覚障害は、東洋医学において気や血の巡りが滞り、舌に十分な栄養が届いていない状態と考えられています。
ツボ押しによって関連する経絡を刺激し、全身のバランスを整えることで、舌の感覚を正常な状態に戻す効果が期待できます。
セルフケアとして手軽に始められるため、薬の服用と並行して取り入れる方も少なくありません。

まずは原因を知ろう!味覚障害が起こる3つの主な理由

味覚障害の改善には、まず自分の症状がどの原因から来ているのかを理解することが重要です。
東洋医学では、主に「自律神経の乱れ」「消化器系の不調」「風味障害」の3つが大きな原因と考えられています。
それぞれの特徴を知ることで、より効果的なツボを選べるようになります。

理由①:ストレスや過労による自律神経の乱れ

過度なストレスや疲労は、交感神経と副交感神経からなる自律神経のバランスを崩します。
特に、心身を緊張させる交感神経が優位な状態が続くと、唾液の分泌量が減少します。
唾液は味を感じるために不可欠な要素であり、その不足が味覚の低下に直結することがあります。

また、舌の血流も悪化し、味を感じ取る「味蕾(みらい)」の機能が衰える一因となります。

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理由②:亜鉛不足や消化器系の不調

味蕾の細胞は新陳代謝が非常に活発で、その維持にはミネラルの一種である亜鉛が不可欠です。
偏った食生活や消化器系の機能低下によって亜鉛が不足すると、味蕾の働きが鈍り、味覚障害を引き起こします。
東洋医学では、胃腸の働きが弱ると全身のエネルギーである「気」が不足し、舌に栄養を運ぶ力も衰えるため、味覚に影響が出ると考えられています。

理由③:風邪や鼻炎などによる風味障害

私たちが食事の味を認識する際、舌で感じる味覚だけでなく、鼻で感じる嗅覚も重要な役割を担っています。
この二つが合わさって「風味」として味を総合的に判断しています。
そのため、風邪やアレルギー性鼻炎、副鼻腔炎などで鼻が詰まると、食べ物の匂いが分からなくなり、結果として味がしない、または味が分かりにくいといった風味障害が起こります。

【原因別】味覚障害の改善に効果的なツボ6選

味覚障害の原因に合わせて適切なツボを刺激することで、セルフケアの効果を高められます。
ここでは、ストレス、胃腸の不調、鼻のトラブルという3つの原因に対応する、手・足・顔にある代表的な6つのツボを紹介します。
ご自身の症状に合ったツボを選んで、日々のケアに取り入れてみてください。

正しい押し方を実践し、継続することが大切です。

ストレスや自律神経の乱れに効く手のツボ

ストレスや疲労からくる味覚障害には、自律神経のバランスを整える効果が期待できる手のツボが有効です。
仕事の合間やリラックスタイムに手軽に押せるため、日常生活に取り入れやすいのが特徴です。
精神的な緊張を和らげ、心身をリラックスさせるツボを紹介します。

合谷(ごうこく)

合谷は、手の甲側で、親指と人差し指の骨が交わる付け根部分の、やや人差し指寄りにあるくぼみに位置します。
自律神経の調整やストレス緩和に効果的な「万能のツボ」とも呼ばれています。
精神的な緊張をほぐし、全身の気と血の巡りを促進する働きがあるため、ストレス性の味覚障害の改善に繋がります。

内関(ないかん)

内関は、手のひら側の手首のしわの中央から、指3本分ひじ側に向かったところに位置します。精神を安定させる効果が期待されています。特に、ストレスによる胃腸の不調や胸のつかえを和らげる効果が期待できます。

胃腸の働きを整える足のツボ

亜鉛不足や消化器系の機能低下が原因の味覚障害には、胃腸の働きを活発にする足のツボがおすすめです。
消化吸収能力を高め、体に必要な栄養素、特に味覚に重要な亜鉛が効率よく全身に行き渡るのを助けます。
足にあるこれらのツボを刺激して、身体の内側から調子を整えましょう。

足三里(あしさんり)

足三里は、膝のお皿の外側にあるくぼみから指4本分下、すねの骨の外側に位置します。胃腸の働きを整える代表的なツボで、消化吸収を助け、全身のエネルギーを補う効果が期待できます。

太衝(たいしょう)

太衝は、足の甲で、親指と人差し指の骨が交わる手前のくぼみにあります。
ストレスを緩和し、肝臓の働きを助けることで、気や血の流れをスムーズにする効果があります。
ストレスによる食欲不振や消化不良を改善し、間接的に味覚を正常な状態へ導く足のツボです。

鼻の通りを改善する顔周りのツボ

鼻づまりによって風味を感じにくい場合、ツボを刺激することは、気分転換の一つとして考えられます。顔にあるツボを優しく刺激し、リラックスを促しましょう。

迎香(げいこう)

迎香は、小鼻の両脇のくぼみに位置するツボです。
その名の通り「香りを迎える」という意味があり、鼻づまりや鼻水といった鼻の症状に直接的に働きかけます。
鼻の通りを良くすることで嗅覚の回復を助け、結果として風味を感じやすくなるため、味覚障害の改善に繋がります。

顴髎(けんりょう)

顴髎は、目尻の真下で頬骨の下縁にあるくぼみに位置するツボです。顔のむくみやたるみを改善し、リフトアップ効果が期待できます。また、鼻づまりや鼻炎の緩和にも役立つとされています。

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【図解で簡単】味覚障害に効くツボの正しい押し方と注意点

ツボ押しの効果を最大限に引き出すためには、正しい方法で実践することが不可欠です。
やみくもに強く押すのではなく、適切な強さやタイミング、そして注意点を理解しておく必要があります。
ここでは、誰でも簡単に実践できる基本的なツボの押し方と、効果を高めるためのポイント、安全に行うための注意点を解説します。

ツボ押しの基本!心地よい強さで5秒間押すのが目安

親指の腹をツボに当て、垂直にゆっくりと圧をかけていきます。
強さは「痛いけれど気持ちいい」と感じる程度が最適です。
ゆっくりと圧をかけ、ゆっくりと離すのが基本の押し方です。

これを1か所につき5〜10回程度繰り返すと良いでしょう。

効果を高めるならリラックスできる入浴後がおすすめ

ツボ押しの効果を高めるには、心身がリラックスしている状態で行うのが理想的です。
特に、入浴後で血行が良くなっている時間帯は、筋肉の緊張もほぐれており、ツボの刺激が伝わりやすくなります。
また、就寝前のリラックスタイムに行うことで、自律神経が整いやすくなるというメリットもあります。

ツボ押しを避けるべきタイミングや注意すべき症状

食後すぐや飲酒後、発熱している時のツボ押しは避けましょう。
体に負担がかかる可能性があります。
また、怪我をしている部位や皮膚に異常がある場所は押さないようにしてください。

妊娠中の方は、刺激を避けるべきツボもあるため、自己判断で行わず専門家に相談することが重要です。
強い痛みを感じる場合はすぐに中止し、症状が続くようであれば医療機関を受診してください。

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ツボ押しの効果を最大化する!今日からできる3つの生活習慣

ツボ押しと並行して生活習慣を見直すことで、味覚障害の改善効果をさらに高めることが可能です。
食事、睡眠、口腔ケアという3つの側面から身体を整えることで、ツボ押しの効果を内側からサポートし、より早く味覚を取り戻すことにつながります。
今日から始められる簡単な習慣を紹介します。

味覚の回復を助ける亜鉛を多く含む食材を摂る

味覚を感じる味蕾細胞の新陳代謝に不可欠な「亜鉛」を意識的に摂取することが重要です。
亜鉛は牡蠣、レバー、牛肉、チーズ、納豆などに多く含まれています。
これらの食材をバランスの良い食事に取り入れることで、味覚機能の維持・回復を助けます。

サプリメントで補う方法もありますが、まずは食事からの摂取を心がけましょう。

十分な睡眠で自律神経のバランスを整える

睡眠不足は自律神経の乱れに直結し、ストレス性の味覚障害を悪化させる原因となります。
質の良い睡眠を確保することで、心身の疲労が回復し、自律神経のバランスが整います。

毎日決まった時間に就寝・起床する、寝る前にスマートフォンを見ないなど、リラックスできる環境を整えて、十分な睡眠時間を確保するよう心がけてください。

唾液の分泌を促すガムやこまめな水分補給

唾液は、味物質を溶かして味蕾に届ける重要な役割を担っています。
唾液の分泌が少ないと、味が感じにくくなることがあります。
シュガーレスガムを噛むことは、唾液腺を刺激し分泌を促す簡単な方法です。

また、こまめに水分を補給して口の中の潤いを保つことも、味覚を正常に機能させる上で大切です。

セルフケアで改善しない味覚障害は専門家への相談も検討しよう

セルフケアを続けてもなかなか症状が改善しない場合や、原因がはっきりしない場合は、鍼灸院などの専門家に相談することも一つの選択肢です。
東洋医学の専門家は、一人ひとりの体質や症状の根本原因を見極め、全身のバランスを整えるアプローチで味覚障害の改善を目指します。

東洋医学は味覚だけでなく身体全体のバランスを整える

東洋医学では、味覚障害を舌だけの問題とは捉えません。
ストレス、胃腸の不調、気血の滞りといった、身体全体のバランスの乱れが症状として現れていると考えます。
そのため、施術は舌に直接アプローチするだけでなく、関連する内臓の働きを整えたり、自律神経を安定させたりすることに主眼を置きます。

全身を整えることで、根本的な改善を目指すのが特徴です。

鍼灸治療が味覚障害の根本原因にアプローチできる仕組み

鍼灸治療は、特定のツボに鍼やお灸で刺激を与えることで、気血の流れを改善し、身体が本来持つ自然治癒力を高める治療法です。
例えば、自律神経の乱れが原因であれば、関連するツボを刺激して心身をリラックスさせ、唾液の分泌を正常化させます。
また、胃腸の働きが弱っている場合は、消化器系のツボで機能を高め、栄養の吸収を助けます。

このように、症状の根本原因に直接働きかけることができます。

住吉鍼灸院アネックスでは一人ひとりの体質に合わせた施術を提案

住吉鍼灸院アネックスでは、丁寧なカウンセリングを通じて、味覚障害の原因となっている生活習慣や身体の状態を細かく把握します。
そして、妊娠中から産後まで、女性のライフステージに合わせた心身のケアを提供してきた豊富な経験に基づき、一人ひとりの体質やその日の体調に合わせたオーダーメイドの施術計画を提案します。

鍼灸だけでなく、必要に応じて整体なども組み合わせ、身体全体のバランスを整えることで、つらい症状の根本改善をサポートしています。

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ツボ押しを始める前に知っておきたい!まずは医療機関の受診を

ツボ押しは有効なセルフケアの一つですが、味覚障害の裏には脳の病気や糖尿病、薬の副作用といった重篤な疾患が隠れている可能性もあります。
自己判断でツボ押しだけを続けるのではなく、まずは耳鼻咽喉科などの医療機関を受診し、医師の診断を受けることが最も重要です。
原因を特定した上で、西洋医学的な治療と並行してツボ押しを取り入れるのが安全な進め方です。

味覚障害の治し方に関するよくある質問

味覚障害の改善に向けてツボ押しを始めるにあたり、多くの方が抱く疑問についてお答えします。
効果を実感できるまでの期間や、特定の状況下での有効性、安全性に関する質問を取り上げます。

ツボ押しはどのくらいの期間続けると効果を実感できますか?

効果を実感できるまでの期間は、症状の原因や個人の体質により異なります。
数日で変化を感じる方もいれば、数週間から数ヶ月かかる場合もあります。

大切なのは、毎日コツコツと続けることです。
即効性を期待しすぎず、まずは2週間を目安に継続的なツボ押しを試してみてください。

コロナ後遺症による味覚障害にもツボは効果がありますか?

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の後遺症による味覚障害や嗅覚障害に対しても、ツボ押しは回復をサポートする手段として期待できます。
特に、自律神経のバランスを整えたり、鼻周りの血行を促進したりするツボは有効と考えられています。
医療機関での治療と合わせて試す価値はあります。

子供や高齢者の味覚障害にツボ押しをしても安全ですか?

子供や高齢者へのツボ押しは、基本的に安全ですが、力の加減に注意が必要です。
特に皮膚や骨が弱い方は、強い刺激を避け、優しくさする程度から始めましょう。
不安な点があれば、専門家に相談することをおすすめします。

また、症状が続く場合は必ず医療機関を受診させてください。

まとめ

味覚障害は、ストレスによる自律神経の乱れ、亜鉛不足や消化器系の不調、鼻炎などによる風味障害が主な原因です。
これらの原因別に、合谷や足三里、迎香といったツボを正しく刺激することで、症状の改善が期待できます。
ツボ押しは、心地よい強さで1回5秒程度、入浴後などのリラックスした状態で行うのが効果的です。

また、亜鉛を多く含む食事や十分な睡眠といった生活習慣の見直しも並行して行いましょう。
ただし、セルフケアを始める前に、まずは医療機関で適切な診断を受けることが重要です。

この記事の監修者

松本 悠花
住吉鍼灸院アネックス 院長
2007年に鍼師・灸師の資格を取得。
地元の鍼灸院で妊活サポート、介護リハビリ、訪問鍼灸などの臨床経験を積んだ後、2012年に株式会社ブレイシングへ入社。
2016年より大島はり灸院でマタニティケアに従事し、副院長・院長を歴任。
2022年10月に住吉鍼灸院アネックスを開院し、現在は妊娠中の不調、逆子、産後ケアを中心に対応している。マタニティ領域では2万件以上の症例を担当。

【資格】
はり師、きゅう師、とこちゃんベルトアドバイザー

【経歴】
2007年 国際メディカルテクノロジー専門学校卒業
2007年 地元の鍼灸院にて妊活、介護リハビリ、訪問鍼灸に従事
2012年 株式会社ブレイシング入社
2016年 大島はり灸院にてマタニティケアに従事
2022年10月 住吉鍼灸院アネックス開院・院長就任

【SNS】
インスタグラム:https://www.instagram.com/sumiyoshishinkyuin_anx/