妊娠初期の発熱、赤ちゃんへの影響は?高熱や風邪の対処法を解説

妊娠初期の発熱、赤ちゃんへの影響は?高熱や風邪の対処法を解説

妊娠初期に体が熱っぽくなると、「これって風邪?」「赤ちゃんへの影響はない?」と不安になりますよね。
特に妊娠5週、6週、7週、8週、9週といった大切な時期の体調変化は心配なものです。
妊娠中の高熱は、妊婦さん自身にとっても赤ちゃんにとっても注意が必要な場合があります。

この記事を読めば、その発熱が心配ないものか、すぐに対処すべきものかの判断基準が分かります。
高熱が出た際の赤ちゃんへの影響や、妊娠中でも安全な薬の知識、風邪をひいたときの具体的な対処法まで詳しく解説します。

この記事でわかること
・ 心配ない体温上昇と、対処が必要な発熱の見分け方
・ 38度以上の高熱が続くことによる赤ちゃんへの影響
・ 発熱時にすべき安全な対処法と病院受診の目安

妊娠初期の熱っぽさは大丈夫?考えられる2つの原因とは

妊娠初期に感じる熱っぽさや倦怠感には、主に2つの原因が考えられます。
一つは妊娠に伴う生理的な体温上昇であり、多くの場合、心配はいりません。
もう一つは、風邪や感染症といった病気による発熱です。

なぜ熱っぽくなるのか、その原因を正しく理解することが、大丈夫かどうかを判断する第一歩です。
この二つの原因の違いを知ることで、落ち着いて対処できるようになります。

原因1:妊娠による正常な体温上昇(生理的変化)

妊娠すると、女性ホルモンの一種であるプロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌が盛んになります。
このホルモンには基礎体温を上げる働きがあるため、妊娠初期は平熱より0.3〜0.5℃ほど高い、37度前後の微熱が続く状態になります。

これは「高温期」と呼ばれ、妊娠を維持するために必要な生理的変化です。
この状態は妊娠判明前から始まり、胎盤が完成する妊娠14〜16週頃まで続くのが一般的です。

原因2:風邪や感染症など病気が原因の発熱

妊娠中は免疫機能が一時的に低下するため、風邪やインフルエンザ、コロナウイルスなどの感染症にかかりやすくなります。
これらの病気が原因で発熱している場合、生理的な体温上昇とは異なり、適切な対処が必要です。
発熱以外に、咳、喉の痛み、鼻水、頭痛、関節痛といった症状や、下痢、嘔吐などの消化器症状を伴うことが特徴です。

ただの熱っぽさではなく、これらの症状が見られる場合は注意が必要です。

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【何度からが危険?】「高温期」と「病気の発熱」を見分ける3つのポイント

妊娠初期の熱っぽさが生理的なものか、それとも病気による危険な発熱なのかを見分けることは非常に重要です。
特に何度からが高熱と判断し、医療機関に相談すべきかを知っておくことが安心につながります。
主に体温の具体的な数値、熱以外の症状の有無、そして普段の体調との比較という3つのポイントから総合的に判断します。

一般的に38度を超える発熱は、一つの目安となります。

ポイント1:体温が38.0度を超えているか

病的な発熱かどうかを見分ける最も分かりやすい指標は、体温の数値です。
妊娠による高温期は通常37.5度前後までですが、体温が38.0度を超えた場合は、風邪や感染症の可能性が高まります。

もし38.5度、39度、さらには40度といった高熱が出た場合は、単なる高温期とは考えにくいため、速やかにかかりつけの産婦人科に連絡し、指示を仰ぐ必要があります。

ポイント2:悪寒や関節痛など、熱以外の症状があるか

体温計の数値だけでなく、熱以外の症状も重要な判断材料です。
ゾクゾクするような悪寒や寒気、体の節々が痛む関節痛、ズキズキする頭痛、強い倦怠感、吐き気、そして咳や喉の痛みといった症状がある場合は、ウイルスや細菌に感染しているサインです。
妊娠による高温期では、このようなはっきりとした体調不良を感じることは少ないため、他の症状を伴う場合は病気を疑いましょう。

ポイント3:普段の高温期と比べて明らかに体がつらいか

自分自身の感覚も大切な判断基準です。
妊娠による高温期は、体が少しほてるような感覚はあっても、日常生活に支障が出るほどのつらさを感じることは稀です。
それに対して、病気による発熱では、立っているのもつらいほどの強い倦怠感や疲れを感じることがあります。

つわりの症状と重なって判断が難しい場合もありますが、「いつもと違う、明らかにつらい」と感じたら、無理せず医療機関に相談してください。

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妊娠初期の高熱が赤ちゃんに与える影響とは?

妊娠初期に高熱が出ると、お腹の赤ちゃんに何か影響があるのではないかと、強い不安を感じる方が少なくありません。
特に、赤ちゃんの重要な器官が作られる大切な時期であるため、流産や障害、奇形といったリスクを心配する声が多く聞かれます。
高熱そのものが及ぼす影響と、発熱の原因となっている病原体が及ぼす影響の両面から、正しくリスクを理解することが重要です。

38度以上の高熱が続くことで考えられるリスク

妊娠4週から7週頃は、赤ちゃんの脳や脊髄などの中枢神経系が作られる「器官形成期」にあたります。
この時期に38.5度以上の高熱が何日も続く状態は、赤ちゃんの神経管閉鎖障害(無脳症や二分脊椎など)のリスクをわずかに高める可能性があると報告されています。
ただし、これは長期間高熱が続いた場合のリスクであり、1〜2日程度の発熱で直ちに障害や奇形、流産につながるわけではありません。

過度に心配しすぎず、まずは熱を下げるための適切な対処を行うことが大切です。

発熱の原因となるウイルスや細菌そのものが影響する可能性

高熱そのものだけでなく、発熱の原因となっているウイルスや細菌が赤ちゃんに影響を及ぼす可能性も考慮する必要があります。
例えば、風疹、サイトメガロウイルス、トキソプラズマなどの感染症は、胎児に直接影響し、先天性の障害を引き起こすことがあります。

また、インフルエンザやコロナウイルスへの感染も、重症化すると母体に大きな負担がかかり、間接的に赤ちゃんへ影響が及ぶ可能性も否定できません。
そのため、発熱の原因を特定することも重要になります。

妊娠初期に発熱したときの正しい対処法

妊娠初期に発熱した場合、自己判断で行動するのではなく、正しい知識に基づいた対処が求められます。
赤ちゃんへの影響を最小限に抑えつつ、母体の回復を最優先に考えた対応が必要です。
基本は安静と水分補給ですが、体を冷やす際にも注意点があります。

ここでは、すぐに実践できる基本的な対処法を3つ紹介します。

まずは安静第一で体をしっかり休める

発熱は、体がウイルスや細菌と戦っているサインです。
この体の働きを助けるために、まずは無理をせず、体を横にしてゆっくりと休むことが最も重要です。
仕事や家事は休み、十分な睡眠をとるように心がけてください。

体を温かく保ち、体力を消耗しないように過ごすことが、回復への一番の近道です。
この基本的な対応が、症状の悪化を防ぎます。

脱水症状を防ぐためにこまめな水分補給を心がける

発熱すると汗をかきやすく、体内の水分が失われがちになります。
脱水症状は体力をさらに消耗させ、回復を遅らせる原因にもなるため、意識して水分を摂ることが大切です。
一度にたくさん飲むのではなく、こまめに少しずつ飲むのが効果的です。

水やお茶のほか、失われた電解質も補給できる経口補水液やスポーツドリンクなどを活用するのも良いでしょう。

氷枕や冷却シートで体を冷やす際の注意点

熱が高くてつらい場合は、体を冷やすことで不快感を和らげることができます。
氷枕や保冷剤をタオルで包み、首の付け根や脇の下、足の付け根など、太い血管が通っている場所を冷やすと効率的です。
市販の冷却シートをおでこに貼るのも良いでしょう。

ただし、お腹を直接冷やすのは避けてください。
また、寒気を感じている時に無理に冷やすのは逆効果なので、体が熱いと感じるタイミングで行うのが適切な対応です。

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自己判断は危険!妊娠初期でも服用できる解熱剤と注意点

高熱が続いてつらい時、解熱剤を使いたいと考えるのは自然なことです。
しかし、妊娠初期は薬の服用に特に慎重になるべき時期であり、自己判断での市販薬の使用は非常に危険です。
安全に使用できる薬は限られており、必ず医師や薬剤師への相談が必要です。

ここでは、妊娠初期の薬の服用に関する基本的な知識として、代表的な解熱剤「アセトアミノフェン」と市販薬の注意点について解説します。

産婦人科で処方される「アセトアミノフェン」が基本

妊娠中に比較的安全に使用できる解熱剤の成分として、「アセトアミノフェン」が挙げられます。
産婦人科で発熱時に処方される薬は、アセトアミノフェンが主成分であることが多くあります。
長年の使用実績があり、適切な用法・用量を守れば、妊娠中でも使用が検討されますが、胎児への影響については、引き続き研究が行われています。

高熱でつらい場合は、我慢せずにまずかかりつけの産婦人科に相談し、薬を処方してもらうのが最も安全な方法です。

市販薬を飲む前に必ずかかりつけ医や薬剤師に相談する

ドラッグストアなどで手軽に購入できる市販の解熱剤には、アセトアミノフェンだけでなく、ロキソプロフェンやイブプロフェンといった「非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)」が含まれていることがあります。
これらの成分は、妊娠後期に服用すると胎児の動脈管を収縮させるなどのリスクがあるため、原則として妊婦は使用を避けるべきとされています。
成分の判断は難しいため、市販薬を服用したい場合は、必ず事前にかかりつけ医や薬剤師に相談してください。

産婦人科?それとも内科?症状別の病院受診の目安

妊娠中に発熱すると、いつものかかりつけである産婦人科に行くべきか、風邪の症状に詳しい内科に行くべきか、迷うことがあるかもしれません。
どちらを受診するかは、発熱以外の症状によって判断するのが一般的です。

まずは妊娠中の体の状態を総合的に把握している産婦人科に連絡することが基本となります。
ここでは、症状に応じた受診先の選び方について解説します。

判断に迷ったら、まずは「かかりつけの産婦人科」に電話相談を

どの診療科に行くべきか迷ったときは、まず、かかりつけの産婦人科に電話で相談するのが最も確実です。
妊娠週数や妊婦さんの持病などを把握しているため、現在の症状を伝えれば、産婦人科で診察すべきか、あるいは他科の受診を勧めるべきか、的確なアドバイスをもらえます。
また、受診前に電話することで、他の妊婦さんへの感染対策が必要かどうかの判断もしてもらえます。

咳や喉の痛みがひどい場合は内科受診も検討

発熱に加えて、ひどい咳や喉の痛み、鼻水など、呼吸器系の症状が特に強い場合は、内科での専門的な診察が必要になることもあります。
ただし、その場合でも自己判断で内科に行くのではなく、まずは産婦人科に連絡し、状況を説明してください。
産婦人科医から内科受診の許可や指示を得た上で、内科の医師に妊娠中であることを明確に伝えてから診察を受けるようにしましょう。

発熱以外に激しい腹痛や出血があればすぐに産婦人科へ

発熱と同時に、我慢できないほどの激しい腹痛や性器からの出血がある場合は、極めて緊急性が高いサインです。
異所性妊娠(子宮外妊娠)の破裂や切迫流産、絨毛膜下血腫など、産科的な異常が起きている可能性があります。
このような症状が見られたら、ためらわずにすぐにかかりつけの産婦人科に連絡するか、夜間・休日の場合は救急外来を受診してください。

【住吉鍼灸院アネックスの視点】発熱を繰り返さないための根本的な身体づくり

妊娠中は一時的な対処だけでなく、そもそも発熱などの体調不良を起こしにくい身体づくりを意識することも大切です。
特に、妊娠による身体の変化は、自律神経のバランスを崩しやすく、それが免疫力の低下や疲れにつながることがあります。
東洋医学の観点では、身体の根本的なバランスを整えることで、感染症に負けない体質へと導くアプローチが可能です。

なぜ妊娠初期は免疫力が下がりやすいのか?自律神経の乱れとの関係

妊娠初期は、女性ホルモンの分泌量が急激に変化します。
このホルモンバランスの大きな変動は、心身の調子をコントロールする自律神経に影響を与え、バランスを乱す原因となります。

自律神経が乱れると、血行が悪くなったり、体温調節がうまくいかなくなったりして、免疫機能が低下しやすくなります。
これが、妊娠初期に風邪をひきやすくなる一つの理由です。

鍼灸で身体の巡りを整え、発熱しにくい体質へ導くアプローチ

鍼灸施術は、自律神経のバランスを整えることを得意としています。
特定のツボを刺激することで、心身の緊張を和らげ、乱れた自律神経の働きを正常な状態に近づけていきます。
血行が促進されることで、全身に酸素や栄養が巡りやすくなり、体温の維持や免疫細胞の活性化につながるからです。

住吉鍼灸院アネックスでは、一人ひとりの体質に合わせた施術で身体の巡りを整え、妊娠期間を健やかに過ごせるようサポートしています。

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妊娠初期の発熱に関するよくある質問

妊娠初期の発熱については、多くの妊婦さんがさまざまな疑問や不安を抱えています。
特に、微熱が続く期間や、感染症が疑われる場合の対処法、妊娠超初期の症状との関連など、気になる点は多いでしょう。
ここでは、いつ、何日、どれくらいといった具体的な疑問を含め、よく寄せられる質問に簡潔にお答えします。

Q1. 妊娠初期に37度台の熱が続くのは普通ですか?

はい、多くの場合で正常な生理現象です。
妊娠すると黄体ホルモンの影響で基礎体温が上がり、平熱より高い37.0〜37.5度程度の微熱が続く「高温期」に入ります。

38度を超えず、悪寒や関節痛などの他の症状がなければ、心配しすぎる必要はありません。

Q2. 妊娠初期の発熱でインフルエンザやコロナが疑われる場合、どうすればいいですか?

まずは、かかりつけの産婦人科へ電話で連絡し、指示を仰いでください。
自己判断で内科や発熱外来を受診する前に、必ず産婦人科医に相談することが重要です。
産婦人科医が状況を判断し、適切な受診先やその後の対応について指示をしてくれます。

Q3. 妊娠超初期(着床時期)の発熱は妊娠の兆候といえますか?

妊娠の兆候の一つである可能性はありますが、発熱だけで妊娠を確定することはできません。
着床時期から高温期が続くため、体が熱っぽく感じることはあります。
しかし、これは月経前の症状と似ているため、妊娠5週頃を目安に、市販の妊娠検査薬を使用するか、産婦人科を受診して正確な診断を受けることが必要です。

まとめ

妊娠初期の発熱は、生理的な体温上昇である場合が多いものの、38度以上の高熱や他の症状を伴う場合は注意が必要です。
妊婦さんは自己判断で市販薬を服用せず、まずは安静と水分補給を心がけ、つらい場合はかかりつけの産婦人科に相談することが大切です。
発熱の原因や対処法を正しく理解し、不安なときは一人で抱え込まず専門家を頼ることで、安心してマタニティライフを送ることができます。

妊娠初期の発熱や体調不良でお悩みなら住吉鍼灸院アネックスへ

住吉鍼灸院アネックスは、「安心して産み育てる土台をつくる」を理念に、妊娠中から産後まで、女性と家族の未来に伴走するマタニティケアを提供しています。
妊娠初期の発熱や原因の分からない体調不良は、大きな不安を伴います。

当院では、東洋医学の視点から自律神経やホルモンバランスを整え、妊婦さんが本来持つ免疫力を高めることで、健やかなマタニティライフを送るための身体づくりをサポートします。

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住吉鍼灸院アネックスが妊婦さんに選ばれる3つの理由

多くの妊婦さんに選ばれるのには理由があります。
当院では、専門的な知識と豊富な経験に基づき、妊娠という特別な時期にある女性の心と体に寄り添ったケアを何よりも大切にしています。

安心して通院いただける環境と、一人ひとりに合わせた質の高い施術を提供することで、多くの信頼を得ています。

理由1:妊産婦の施術実績が豊富!女性院長による専門的なケア

当院の院長は鍼灸師歴17年以上、グループ全体での妊産婦施術実績は10万人以上を誇ります。
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妊娠中の体調は、週数や個人によって大きく異なります。
当院では、細やかなカウンセリングを通じてその日の体調や悩みを丁寧に伺い、鍼灸や整体などを組み合わせたあなただけの「コンビネーション療法」を提案します。
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施術だけでなく、セルフケア指導や生活習慣のアドバイス、不安に寄り添うカウンセリングを通じて、心身ともに安心して過ごせるよう支えます。

安心して相談できる場所として、産後まで長くお付き合いできる関係性を築いていきます。

この記事の監修者

松本 悠花
住吉鍼灸院アネックス 院長
2007年に鍼師・灸師の資格を取得。
地元の鍼灸院で妊活サポート、介護リハビリ、訪問鍼灸などの臨床経験を積んだ後、2012年に株式会社ブレイシングへ入社。
2016年より大島はり灸院でマタニティケアに従事し、副院長・院長を歴任。
2022年10月に住吉鍼灸院アネックスを開院し、現在は妊娠中の不調、逆子、産後ケアを中心に対応している。マタニティ領域では2万件以上の症例を担当。

【資格】
はり師、きゅう師、とこちゃんベルトアドバイザー

【経歴】
2007年 国際メディカルテクノロジー専門学校卒業
2007年 地元の鍼灸院にて妊活、介護リハビリ、訪問鍼灸に従事
2012年 株式会社ブレイシング入社
2016年 大島はり灸院にてマタニティケアに従事
2022年10月 住吉鍼灸院アネックス開院・院長就任

【SNS】
インスタグラム:https://www.instagram.com/sumiyoshishinkyuin_anx/