目次
1. はじめに:逆子と言われた不安に寄り添って
「30週の時は大丈夫と言われていたのに、次の検診で急に帝王切開のお話をされた……」
出産が近づく中で受ける逆子の診断は、お母さんにとって言葉にできないほどの不安と絶望感を与えるものです。私たちは、そんなお母さんの心とお身体に寄り添い、赤ちゃんが本来の準備ができるようサポートしたいと考えています。
2. 患者様プロフィール
- 主訴:逆子(骨盤位)
- 年齢:35歳
- 状況:妊娠35週・初産
3. ご相談時の状況と背景
30週の検診では「自然に治る」と言われていたものの、その後の検診でも状況が変わらず、病院で帝王切開の説明を受けられたとのこと。「え……」と目の前が真っ暗になるような思いで、当院へご相談くださいました。他院での施術も経験されていましたが、変化が見られず当院へ転院されました。
4. お身体の状態の考察
ご来院時にお腹の状態を拝見すると、赤ちゃんの位置が全体的に下の方にあり、下腹部がポッコリと突き出たような形をされていました。
この状態は、赤ちゃんが子宮の中で回転するための十分な「空間」が不足している可能性が考えられました。骨盤付近に赤ちゃんの体の一部がはまり込んでしまい、動きが制限されている推測されました。
5. 施術の内容と意図
赤ちゃんの位置を物理的に少し引き上げ、お腹の中に「回るためのスペース」を作ることを目的としました。
- 鍼灸・温熱ケア:お身体を芯から温めることでお腹の張りを緩和するようアプローチ。
- オイルトリートメント・骨盤ケア:お腹周りの筋肉構成を整え、赤ちゃんが動きやすい空間作りをサポート。
6. 施術後の経過(時系列)
当院での施術3回目でお腹の形や赤ちゃんの位置に変化の兆しが見え始め、赤ちゃんが回りやすい状態になってきたことが伺えました。
そして4回目の施術後、病院での検診にて、逆子が戻っている(頭位)との診断を受けられたと嬉しいご報告をいただきました。最後まで諦めずにケアを続けられたことが、良い結果に繋がった可能性が考えられます。
7. ご自宅でのケアとアドバイス
施術の効果を維持するため、ご自宅でも「骨盤高位」の姿勢を1日5分程度取り入れていただきました。また、足元の冷えを防ぐためのお灸指導も行い、赤ちゃんにとって居心地の良い温かな環境をキープできるよう努めていただきました。
8. 同じ悩みを持つ方へのメッセージ
「35週だからもう遅いかも……」と諦める必要はありません。お母さんのお腹を整え、赤ちゃんの居場所を作ってあげることで、状況が変わる可能性は十分にあります。35週からでも、できることはたくさんあります。どうぞ一人で抱え込まずにご相談ください。
住吉鍼灸院アネックス
(江東区)
院長紹介:松本 悠花

松本 悠花(まつもと ゆか) | 住吉鍼灸院アネックス 院長 / 鍼師・灸師
👶マタニティケア専門で総症例数2万件以上を担当する現役の鍼灸院院長。
2007年に鍼灸師の資格を取得以来、15年以上の臨床経験を持つ。
地元での勤務を経て上京後、2012年より株式会社ブレイシングに入社。当初は交通事故専門の整骨院に配属されるも、2016年からは大島はり灸院にてマタニティ専門の鍼灸ケアに従事。副院長、院長を歴任し、現在は住吉鍼灸院アネックスの院長を務める。
マタニティ専門としては約8年間で2万件を超える妊婦ケアの症例を担当。妊娠中の腰痛、つわり、逆子などのトラブル改善から産後の体調管理まで、専門知識と豊富な臨床経験に基づいた信頼性の高い情報を提供します。
【所属】 株式会社ブレイシング 【資格】 鍼師、灸師






