タイプ別に見るママと赤ちゃんのお話
逆子は「あなたのせいじゃない!」
こんにちは、住吉鍼灸院アネックス院長の松本です。
いつもブログをお読みいただきありがとうございます。
今回は、当院にご相談いただくお母さん方が特に不安を抱えやすい**「逆子(さかご)」**について、少し優しい気持ちで向き合えるようなお話をさせてください。
「私がいけないのかしら」「何か無理をしたかな」と、自分を責めてしまうお母さんがとても多いのですが、**決してあなたのせいではありません。**赤ちゃんがお腹の中で過ごす上で、たまたまその体勢が落ち着いているだけなのです。
当院では、東洋医学の観点から、逆子のお母さんをいくつかの**「体質タイプ」**に分けて、お灸や鍼でサポートしています。今日は、その代表的なタイプと、お母さんにしていただきたいことをご紹介しますね。
1. 👶 冷えが気になる「寒がりタイプ」のママ
東洋医学でいう「冷え」は、血行不良を指し、子宮周りの筋肉を緊張させてしまう原因になります。
どんなママ?
手足やお腹が常に冷たい。
冬場だけでなく、夏でも冷房が苦手。
腰やお腹が張りやすいと感じる。
赤ちゃんは?
冷たくて居心地が悪いと感じ、活発に動けず、頭を下にしにくいことがあります。
松本のおすすめ対策:
お灸:特にお腹や三陰交(足の内くるぶしの上)への温かいお灸が効果的です。血流を促し、子宮をふかふかのベッドにしてあげましょう。
食事:温かいスープや根菜類、生姜など、体を温めるものを積極的に摂りましょう。
2. 😥 ストレスや無理が多い「頑張り屋タイプ」のママ
仕事や家事で「休む暇がない」「常に気を張っている」という頑張り屋さんのお母さんも、逆子になりやすい傾向があります。
どんなママ?
肩や首がガチガチに凝っている。
イライラしたり、不安を感じやすい。
夜、なかなか寝付けないことがある。
赤ちゃんは?
お母さんの緊張がダイレクトに伝わり、子宮全体がキュッと締まりやすくなります。
松本のおすすめ対策:
リラックス:お灸や鍼は、心と体を深くリラックスさせる効果があります。まずは体をゆるめて、赤ちゃんに「大丈夫だよ」というメッセージを送りましょう。
深呼吸:忙しい合間でも、目を閉じてゆっくりと深呼吸する時間を作ってください。5分でも心は落ち着きますよ。
3. 💧 むくみがちで体力消耗が多い「水滞タイプ」のママ
妊娠後期に入ると、体が重だるく、水分代謝が悪くなる(むくみやすい)お母さんもいらっしゃいます。
どんなママ?
足がパンパンにむくむ。
疲労感が抜けにくい。
お小水の出があまり良くない。
赤ちゃんは?
体内の水分や老廃物の巡りが滞ることで、お腹の中の環境が淀みやすくなることがあります。
松本のおすすめ対策:
ツボ押し:水分代謝を助けるツボ(足のむくみに効くツボなど)を優しく刺激します。
軽い運動:無理のない範囲でウォーキングなどを行い、体全体の巡りを促しましょう。ただし、体調を最優先にしてくださいね。
一番大切なこと:「責めずに、ゆったりと」
どのタイプに当てはまっても、「自分だけじゃないんだ」と安心してください。私たち鍼灸師は、お母さんの体を丁寧に診て、その体質に合ったオーダーメイドの施術で、赤ちゃんがクルッと回りたくなるような**「快適な環境づくり」**をお手伝いしています。
逆子体操がうまくいかない、不安で夜も眠れないという時は、どうぞお気軽に住吉鍼灸院アネックスへご相談ください。
松本が心を込めてサポートさせていただきます。
(住吉鍼灸院アネックス 院長 松本)
院長紹介:松本 悠花

松本 悠花(まつもと ゆか) | 住吉鍼灸院アネックス 院長 / 鍼師・灸師
👶マタニティケア専門で総症例数2万件以上を担当する現役の鍼灸院院長。
2007年に鍼灸師の資格を取得以来、15年以上の臨床経験を持つ。
地元での勤務を経て上京後、2012年より株式会社ブレイシングに入社。当初は交通事故専門の整骨院に配属されるも、2016年からは大島はり灸院にてマタニティ専門の鍼灸ケアに従事。副院長、院長を歴任し、現在は住吉鍼灸院アネックスの院長を務める。
マタニティ専門としては約8年間で2万件を超える妊婦ケアの症例を担当。妊娠中の腰痛、つわり、逆子などのトラブル改善から産後の体調管理まで、専門知識と豊富な臨床経験に基づいた信頼性の高い情報を提供します。
【所属】 株式会社ブレイシング 【資格】 鍼師、灸師






