【症例報告】逆子/35週/35歳@住吉鍼灸院アネックス

- update更新日 : 2026年09月16日
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1. はじめに:逆子と言われた不安に寄り添って

「30週の時は大丈夫と言われていたのに、次の検診で急に帝王切開のお話をされた……」
出産が近づく中で受ける逆子の診断は、お母さんにとって言葉にできないほどの不安と絶望感を与えるものです。私たちは、そんなお母さんの心とお身体に寄り添い、赤ちゃんが本来の準備ができるようサポートしたいと考えています。

2. 患者様プロフィール

  • 主訴:逆子(骨盤位)
  • 年齢:35歳
  • 状況:妊娠35週・初産

3. ご相談時の状況と背景

30週の検診では「自然に治る」と言われていたものの、その後の検診でも状況が変わらず、病院で帝王切開の説明を受けられたとのこと。「え……」と目の前が真っ暗になるような思いで、当院へご相談くださいました。他院での施術も経験されていましたが、変化が見られず当院へ転院されました。

4. お身体の状態の考察

ご来院時にお腹の状態を拝見すると、赤ちゃんの位置が全体的に下の方にあり、下腹部がポッコリと突き出たような形をされていました。
この状態は、赤ちゃんが子宮の中で回転するための十分な「空間」が不足している可能性が考えられました。骨盤付近に赤ちゃんの体の一部がはまり込んでしまい、動きが制限されている推測されました。

5. 施術の内容と意図

赤ちゃんの位置を物理的に少し引き上げ、お腹の中に「回るためのスペース」を作ることを目的としました。

  • 鍼灸・温熱ケア:お身体を芯から温めることでお腹の張りを緩和するようアプローチ。
  • オイルトリートメント・骨盤ケア:お腹周りの筋肉構成を整え、赤ちゃんが動きやすい空間作りをサポート。

6. 施術後の経過(時系列)

当院での施術3回目でお腹の形や赤ちゃんの位置に変化の兆しが見え始め、赤ちゃんが回りやすい状態になってきたことが伺えました。
そして4回目の施術後、病院での検診にて、逆子が戻っている(頭位)との診断を受けられたと嬉しいご報告をいただきました。最後まで諦めずにケアを続けられたことが、良い結果に繋がった可能性が考えられます。

7. ご自宅でのケアとアドバイス

施術の効果を維持するため、ご自宅でも「骨盤高位」の姿勢を1日5分程度取り入れていただきました。また、足元の冷えを防ぐためのお灸指導も行い、赤ちゃんにとって居心地の良い温かな環境をキープできるよう努めていただきました。

8. 同じ悩みを持つ方へのメッセージ

「35週だからもう遅いかも……」と諦める必要はありません。お母さんのお腹を整え、赤ちゃんの居場所を作ってあげることで、状況が変わる可能性は十分にあります。35週からでも、できることはたくさんあります。どうぞ一人で抱え込まずにご相談ください。

住吉鍼灸院アネックス
(江東区)

この記事の監修者

松本 悠花
住吉鍼灸院アネックス 院長
2007年に鍼師・灸師の資格を取得。
地元の鍼灸院で妊活サポート、介護リハビリ、訪問鍼灸などの臨床経験を積んだ後、2012年に株式会社ブレイシングへ入社。
2016年より大島はり灸院でマタニティケアに従事し、副院長・院長を歴任。
2022年10月に住吉鍼灸院アネックスを開院し、現在は妊娠中の不調、逆子、産後ケアを中心に対応している。マタニティ領域では2万件以上の症例を担当。

【資格】
はり師、きゅう師、とこちゃんベルトアドバイザー

【経歴】
2007年 国際メディカルテクノロジー専門学校卒業
2007年 地元の鍼灸院にて妊活、介護リハビリ、訪問鍼灸に従事
2012年 株式会社ブレイシング入社
2016年 大島はり灸院にてマタニティケアに従事
2022年10月 住吉鍼灸院アネックス開院・院長就任

【SNS】
インスタグラム:https://www.instagram.com/sumiyoshishinkyuin_anx/